チャラ男の本気は甘すぎる




「!!!」




値段見たら、普通の高校生が軽々しく手を出せる値段じゃなかった。




「あ、ご、ご、ごめんなさい…!
私ってばなにも考えずに言ってしまいました…」



「や、聞いたの俺だし。
せっかくユリが選んでくれたけど、これは無理かな」



「はい…これは私でも手は出せませんし…無視してください…」




私ってば、余計なこと言って紫央くんを困らせてしまった。


だから邪魔って思われちゃうんだ…。




「これに似てる、もうちょっと手の出しやすいやつ探そ…」



「………」




ぎゅっとカバンの紐を握って俯くと、


紫央くんがぽんぽんって頭を撫でた。




「なんでそんな落ち込んでんの」



「……紫央くんに迷惑をかけてしまったので…」



「迷惑?」



「……一緒に行くって言ってごめんなさい…。
一人で買い物した方が、私に気を遣わなくていいから楽だったんですよね…」



「え!違うよ!?
ごめん、さっきのそういう意味に捉えちゃった?」