「憂莉、お会計終わったら外で待ってて」
「え?うん…?」
不思議そうな顔をする憂莉にそう伝えて、俺は店の奥の自分の部屋に向かう。
……荷物になるけど…喜んでくれるかな?
部屋にあるものを取りに行って外で待ってる憂莉のもとに向かったら…
「……え!!
紫央くん…それどうしたの!?」
「……や…」
やっぱり、邪魔なだけかな?
「……大きなクマのぬいぐるみ…」
「前にゲーセンで取ったんだけど…
憂莉、こういうの好きかと思って」
あの時これを取ったのは、ただの暇つぶしじゃない。
憂莉に似合うかなって、憂莉にあげたら喜んでくれるかと思って選んだ。
……あの日、笑莉ちゃんはノーリアクションだったから…
もしかして憂莉も好きじゃないのかと思って今まで渡さなかったけど…。



