家に着いて、俺が先に店に入ったら、
憂莉が緊張した様子で、足を踏み入れた。
「ただいま」
「紫央おかえり。
あら、憂莉ちゃんも一緒じゃない!
いらっしゃい」
「あっ…はい!お、お邪魔します…!
あ、えと…あの…」
母さんの前で、もじもじしてる憂莉。
……あ、緊張してるのって、もしかして。
「母さん、
憂莉と付き合うことになったから」
「あらそうなの〜。
憂莉ちゃん紫央のことよろしくねぇ」
「えっ…あ、……は、はいっ!」
前に家に来た時、
俺が憂莉のこと、『彼女じゃない』って言ってたから…
たぶん、母さんにそれ、報告したかったんだろうな。



