でも、ゴスッてすごい音してたよ…?
「あ、直後は痛かったけどな?
今は平気だ」
「そうですか…」
ホッとして、片倉くんの頬に触れていた手を離そうとしたら
ぎゅっと手を掴まれて、
「え……」
すりすり、と片倉くんの方から頬擦りされた。
「天音の手って意外に小さい。
でもなんか癒されるー…」
「え…!?
あの…」
「渉」
いきなり頬擦りされると思わなくて困ってたら、
紫央くんが片倉くんの手を掴んで、私の手を離してくれた。
「頬擦りしたけりゃ俺の手にしろ」
「ぎゃーーッ!!キモい!!!」
紫央くんが片倉くんの頬に自分の手を擦り付けて、「ホレホレ」って言いながら笑ってる。
片倉くんは…すごく嫌そうだけど。



