チャラ男の本気は甘すぎる





パンパン、とスカートをはらってもう一度椅子に座る。



恥ずかしくて紫央くんの方を見れずにいたら、


片倉くんが急に、「ケンカでもした?」って聞いてきた。




「べつに俺らケンカしてないよな?」



「紫央と天音じゃなくて。
双子の…笑莉だっけ?
昨日、キレてたから」




昨日、片倉くんを置いて行ってしまったのに、


私の心配してくれてたんだ…?




「昨日は…その……置いて行ってごめんなさい…」



「それはいいって。
ケンカしたのかって聞いてんの」



「……はい…」




あの状況だったし、


椅子から転げ落ちたりするような奇行してたら、そりゃなんかあったと思うよね…。