チャラ男の本気は甘すぎる





「憂莉!?大丈…「天音!大丈夫か!?」




上から2つの声が降ってきて、え?と目を開けた。




「頭打ってねぇか!?」



「か、片倉くん…」




倒れた先が片倉くんの席だったみたいで、



片倉くんまで私の心配をしてくれてるみたいだった。




「大丈夫…頭打ってないよ」



「……タメ口…」



「あっ…!
ご、ごめんなさい!!」




紫央くんと喋ってたから、そのままタメ口で話しちゃった…!!



片倉くんはもう、私のことは大嫌いなのに。




「ダメとは言ってな…「憂莉、立てる?」




片倉くんの声を遮って、紫央くんが私に手を伸ばしてきた。



紫央くんを好きだと自覚した今は、その手を握るのが恥ずかしくて。




「……だ、大丈夫…!」




紫央くんの手は握らず、自分で起き上がった。




「………」