チャラ男の本気は甘すぎる





『キミと同じ顔でちゃんと会話を弾ませれる女の子がいたら、キミの存在価値ないね』



もしも紫央くんが、笑莉のことを知ったら



紫央くんはきっと、私のことを必要としてくれなくなる。




「……ご、めんなさい…
会話のテンポ、悪くて…っ、
上手く、紫央くんが嬉しい振る舞いができなくて、ごめんなさい…」



「……さっき、アイツらになんか言われた?」



「…え…」



「金髪の。
なんか話してんの見えて、
そのあと、ユリ、目擦ってたから…泣いてんのかと思って。

なんか嫌なこと言われたんなら言って。
俺がボコっとく」



「嫌なこと、言われたわけじゃなくて…
本当のこと、言われただけだから…」



「なに言われた?」



「会話のテンポ悪くてイライラするって…
いつか紫央くんにも愛想尽かされるぞ、とか、同じ顔の明るい子がいたら私の存在価値ない、とか…」



「……んだアイツら。
んなこと言えるほど自分らもまともな人間じゃねぇだろうがよ」