チャラ男の本気は甘すぎる




「じゃあ勝手に賞品つけちゃおう。
憂莉のチームが優勝したら、うちのパン一個プレゼント」



「え!!」




それは……勝ちたすぎる!!




「俺のチームが勝ったら…
憂莉が俺のお願いを一個叶えてくれる。
どう?」



「え、パンと同等?」



「パンと同等くらいのお願いにするから」



「じゃあやる!」



「よし。
俺のお願いは、俺のチームが優勝したら言うから。
お互い優勝できなかったらチャラ」



「…他のクラスにも勝たなきゃいけないんだね…!
……勝てるかなぁ…」




チームのみんな、やる気なさそうだし…。




「憂莉のチーム、憂莉だけしか勝つ気ないなら、俺が優勝しちゃうかもな〜」



「他のクラスのチーム強いかもしれないよ?」



「ぜってー負けねーし」




そう言う紫央くんは、すごく真剣な顔をしてた。



……そんなに、私にお願いしたいことがあるのかな?



軽いお願いなら、紫央くんのチームが負けちゃっても叶えてあげようかな。