「天音さんわざわざ全員の名前書いてくれたの?」
「えっ、はい…ダメでした?」
「ううん。書いてくれてありがとう!
女子にこういうことさせる男子ってダサいね〜」
上月さんが『ね?』って私に賛同を求めてくる。
それを聞いてた金髪…片倉くんは、ふんっと腕を組んだ。
「……嫌いなやつの名前も覚えてんのかよ。根に持ってんのか?」
「あ…えっと…」
根に持ってるわけではなく、
普通にクラス全員の名前くらい知ってるってだけですけど…。
「やっぱ根に持ってんだ?
そんなにオレが気に入らねぇのかよ」
「そ、そういうわけでは…」
「今言葉詰まってたじゃん。
そういうことだって言ってるようなもんだろうが」



