公爵の娘と墓守りの青年


「……う、そ……先生と、俺が……?」

震えて言葉にならない。
育ての母が、カリンがこのことを知ったらどう思うだろうか。
喜んでくれるだろうか。それとも、驚くだろうか。
少しでも、僅かでも、カリンと血が繋がっていることがカエティスには嬉しかった。
目頭が熱を持つのをカエティスは感じた。流石に恥ずかしいので、ぐっと堪えた。

「それと、そこで他人事のように思っているレグラスも関係するぞ」

「えっ」

本当に他人事のように思っていたレグラスはきょとんとした表情を浮かべた。

「お前は私の二番目の息子の子だ」

「……はい?」

淡々とした表情で、ラインディルは告げる。

「お前も神と人間の混血で私の孫だ」

「……ええーっ!?」

ラインディルの言葉に、カエティス、ミシェイル、レグラスが同時に声を上げる。

「……あの、同じ孤児として気になるのですが、レグラスの両親はどうしているのですか?」

孤児として一緒に育ったこともあり、ミシェイルは気になることを恐る恐る尋ねた。

「母は流行り病でレグラスを産んで死んだ。父親は私の元にいる」

その言葉に、レグラス本人もカエティス達も沈黙した。

「……ミシェイルの両親は生きてるんですか?」

「ミシェイルの両親はカエティス、お前の両親と同じく死んでいる。が、ミシェイルもカエティスと僅かだが同じ血が流れている」

「えっ……」