「お前の血には前の世界の神の血を父親から、生と死を司る神の血を母親から。その二つを継いでいる。お前の両親は神の血を濃くお前に残した。だから、神の落とし子と呼ばれている」
「ええっ?!」
ぎょっとした表情を浮かべ、カエティスは少し青ざめる。
「まさか、こんなところで自分の両親のことを知るとは思わなかったよ……。先生、知ってたのかな」
ふと、本当の両親を知っていた育ての母カリンのことをカエティスは思い出した。
「お前の両親自身が知らなかったことだ。お前の育ての母も知らない。だが、お前の育ての母とお前は血が僅かだが繋がっているぞ」
「え……?」
ラインディルの言葉に、カエティスはもう一度目を大きく見開く。
「お前の最初の魂は昔、ある王国の王となり、その王家は長く続いた。そして、お前の育ての母はその王家の血を継いでいる。お前の父親と同じように」
「…………」
ラインディルの言葉を聞き、カエティスは沈黙した。


