そう言いながら、カエティスは一気に何十人もの亡者達を浄化する。
「隊長、考えたことって、何ですか?」
「街の近くに山があるよね」
「ああ、王様のじいさんが生きてた時に隠居してた山だっけ?」
レグラスの呆れたような声音の問いに、カエティスは頷く。
「そう。その山に結界を張って、出られないようにするのはどうかな?」
「閉じ込めて、倒しちゃうってことだよな? まぁ、いいかもしれないけど、結界を張るのは誰がやるんだ?」
「俺……」
「却下」
カエティスが主張しようとした瞬間、ミシェイルとレグラスが同時に声を出した。
「え? 何で却下なんだい?」
「さっき街に結界を張ったばかりだろ。カエティスに無茶させるなって、俺とミシェイルは司祭様に言われてんの。流石に俺達を育ててくれた人の言葉を無下には出来ないって」
レグラスの言葉に同意するように何度もミシェイルが頭を上下に動かす。
「……心配性だなぁ。お父さんは」
「隊長の場合、心配になります。俺も何度冷や汗を掻いたか……」
「と、とりあえず、後方にいるトーイに提案してみるよ」


