公爵の娘と墓守りの青年


頭を掻きながら、カエティスは子供達が帰った道を見つめる。

「友人の占い師に、『育った国で、ある宿命を背負う』って言われたもんだから、その宿命を見極めないことには応えられないよ」

肩を竦めて、カエティスは小さく笑う。

「その占い師はよく当たるのか?」

「うん、かなりの確率で」

「宿命とやらは良い内容なのか? 悪い内容なのか?」

「言うと悪くなるから言えないって言われたよ。だから、人を巻き込むような宿命なのか、そうではないのかを確かめないとって思ってるよ」

詰め寄るトイウォースに気圧されながら、カエティスは答える。

「……そうか。その宿命はすぐ分かるものなのか?」

「どうだろう? もう始まっているのかもしれないし、今から始まるのかもしれない。それはまだ俺自身も分からないよ」

もう一度肩を竦めて、カエティスは告げる。

「……俺のことは置いといて。どうして、君がそんなに気にするんだい、トーイ?」

「私が気にする理由か? 簡単な話だ。私はな、ネレヴェーユ様と君がお似合いだと思っているんだよ」

「え?」