「エル、ウェル様と公爵令嬢を頼んだよ」

「分かってますよ、イスト兄さん。任せて下さい」

行って来ますと告げて、エルンストも後を追い掛けた。
墓地の奥へと歩いて行く弟達の後ろ姿をイストは見えなくなるまで見つめていた。