「じゃあ、私が行った時に襲われたのは、その闇の力によって動かされた人ということですか?」
「詳しい状況は分からないが恐らくそうだろう。リフィーア、国王陛下には護衛が付いている。君には付いていないから一番危ない。だから、しばらく墓地に行ってはいけない。いいね?」
「えっ、でも、私、カイさんとお話がしたいです」
危ないことは分かっているが、どうしても両親の話をカイから聞きたいリフィーアは大きく首を振った。
「――リフィーア。さっきの話を聞いていたかい? 本当にあの墓地は危ないんだ」
「分かってます。でも、行きたいんです。カイさんにお父さんとお母さんのことで聞きたいことがあるんです。私なら大丈夫です。今までも何度も無事だったんです。だから……お願いします」
リフィーアはまっすぐ叔父を見つめる。
姪のまっすぐこちらに向けてくる目を受け止め、マティウスは小さく息を吐いた。
「……分かった。行ってもいいよ。全く。そういうところは本当に兄上と義姉上に似て……」
マティウスの言葉に、リフィーアは目を輝かせた。
「叔父様っ! 本当に、本当にいいのですかっ?!」


