「ええ、分かったわ。気を付けてね」
「は〜い。行ってらっしゃーい。気を付けてねー」
手をにこやかに振り、
「リフィーアちゃん」
エマイユはそう続けた。
彼女のその言葉を聞いたネレヴェーユが不安げにカイを見上げた。
「……あのね、俺を何だと思ってるんだよ。全く」
横目でじろりとエマイユを見てから、カイは大きく溜め息を吐き、その後、ネレヴェーユに苦笑した。
すると、エマイユはニヤリと笑い、尚も手を振った。
「リフィーアちゃん、行こうか」
そんなエマイユを無視することにしたカイはリフィーアを促した。
「はい。それではネリーさん、エマイユさん。またお会いしましょうね」
小さくお辞儀をして、リフィーアは二人に挨拶をする。
「はい、またお会いしましょう。その時はカイの話をしましょうね」
「あ、それいいな。私もその時は一緒に」
とんでもないことを言い出すネレヴェーユとエマイユにカイは困ったように頭を掻いた。
「さ、さぁ、リフィーアちゃん、行くよ」
これ以上、とんでもない約束を交わされては堪ったものではないと思ったカイは慌てるようにリフィーアを促し、都と墓地を隔てる門へと歩いていった。
「……面白い遊び、見つけちゃったなぁー」


