公爵の娘と墓守りの青年


さらっと話を変え、カイはエマイユを紹介した。

「え? あっ、はい。リフィーアです。よろしくお願いします」

「こちらこそ、よろしくー」

手を振り、エマイユはにこやかに挨拶をした。

「あの、占い師さんなんですか?」

「そうだよー。育ててくれたお師匠が占い師で、物心ついた時からビシバシと」

「そういえば、おいくつなんですか? エマイユさん」

にこやかに答えるエマイユを見つめ、ネレヴェーユも尋ねた。

「十四歳です、一応」

頬を掻き、エマイユは少し恥ずかしそうに答えた。

「あれ、まだそんな歳だったっけ?」

目を丸くして、カイが声を上げる。

「そうだよ。ちょっとカイ、一体何歳だと思ってたのよ」

「え? 十八歳くらいかな?」

明るい声で答えるカイに、エマイユの顔がひきつった。

「……こんな背の十八歳がいる?」

自分の頭の上を指差し、エマイユはカイを恨めしそうに見上げた。

「身長は関係ないでしょ。俺の知り合いにも背が低い大人がいたし。それに、君の身長のことで言ってるんじゃないよ」

尚も恨めしそうに見上げるエマイユにカイは苦笑した。