さみしい女神さま

あるとき、女神さまは
沼で溺れている人間の男を見つけました。

「あの人は罪をおかしたから、
死んでからもずっとこの罪びとの沼で溺れ続けるのさ。いつまでもな」
と、近くにいたお爺さんが言いました。

「かわいそうに。沼の中にいるハスの子よ。わたくしが助けてあげましょう」
女神さまは、思いました。