さみしい女神さま

女神さまは、ハスの咲き乱れる
きれいな場所から、人間のすむところへ出かけるのが好きでした。

女神さまが行かれる所には
何かがなくて困っている人間がいて、

どうしてだか女神さまは思いもよらず、
困っている人がほしいものを
懐に持っているのでした。

しかし、女神さまは自分でそれを
懐に入れたことを覚えていないのです。