私は、先生に連れられ駐車場まで来た。

貝先生の車に乗れるの??

と思うと少し緊張してきた………


歩いていくと、体育館側に停められてる

黒の外車の直ぐ横に着いた

『ま、まさかこの車が先生の……?』

『はい。そうですよ。
免許取ったときに親が買ってくれました。』

そこで先生の実家が金持ちなんだと覚信した。

『へぇ〜。かっこいいですね』

『有難うございます
では、車乗りますのでこちらに来てください。』

と言って助手席のドアを開けてきた。

『扉開けてもらわなくても大丈夫ですよ』

『病人に、開けさせろと?
更に、こんな立派な外車なんかを??』

うぅっ。何も言葉返せません。私の負けです。


正直に車に乗った


貝先生が運転中何も話すことは、無かった。


沈黙のまま、私の家に付き、

私は、

『有難う御座いました』

と言って家に帰った。


『何だか保健室のときより具合悪くなったかもな………』

とりあえず、熱を測ることにした

体温計がなって表示を見ると

38,0と出てて、驚いた。

とりあえずベッドで寝ることにした。




だいぶ立った。

家ついたときよりも熱が上がってきてる。

最近受検勉強に集中してたから疲れがけっこう溜まってたのだろう。

どうしよ。親に心配かけちゃうよ………

何だか喉が乾いてきた

立とうとしても足に力が入らない。

そのうえ、少しでも身体を持ち上げると吐き気がこみ上げてくる。


何も飲めずにベッドで寝ていると

頬に冷たさを感じた。

『冷たっ』

いきなりのことで驚いてしまった。


みたら、私の年が離れた兄が居た。

『何…で…?』

『経口補水液買ってきた。』

兄とは、年が離れていて、関わることなんて滅多に無かったのに……

兄の名前は、府田 礼斗。職業は、聴いたことない。


『有難う』


『熱は、何度だ?』


『まだ測れてない』


『はい……』

と言って体温計を渡してきた。

そして、体温計がなる

表示を確かめると38,3

まぁまぁ上がったなと思いながら

兄に渡す。

『高熱だな。しんどくないか?』

『少ししんどい……』

『ちょっと喉見せろ』

驚きつつも、喉をみせる

『腫れてないな。』

何だろう……?何で診察??

なんて思っていたら私の携帯がなった。

取りたかったけど起き上がりたくなくて

ほっていたら、

兄がスマホを取ってくれた。

『ありがと……』

画面には、従兄弟と出ていた。
従兄弟ともあまり関わりないのにな…何て思いながらも電話に出た

『☎瞳さん、具合は、どうかな?』

『☎えっ?貝先生……?』

『☎知らなかったようだね……。
俺は、瞳さんの従兄弟なんだ。
はじめ会った時まさかと思ったけどホントに瞳さんだったとは、驚いたよ………。
それより具合は、?』

『☎だいぶ悪くなりました。』

『☎そうか……。
けっこう疲れを溜めやすいって瞳さんのお兄さんから聞いていたけど……』

『☎兄とは、今でも関わりあるのですか?』

『☎あぁ。瞳さんの兄とばっか話していて瞳さんとは、あまり話していなかったな。』

『☎兄は、どんな仕事してるですか?』

『☎それも知らないんだ……。
看護師だよ。
ほら、君の父親の弟さん医者家族だから』

『☎知らなかった……。
お父さんの方の従兄弟とは、よく話すので医者してることは、知ってるけど……』

『☎アハハ……。
まぁ、林間学校あるで………』

『☎あ、はい。林間学校も近いことなので頑張ります。』

と電話を聞いた。

何故か貝先生のお父さんの職業が気になり

兄に聞いてみたを

『ねぇ、貝先生のお父さん、仕事何してるの?』

『理事長』

えっ?そこそこ有名なのだろうか?

『どこの?』

『私立鶯谷(おうたに)学校』

『そこの中学行く子そこそこ居たな…』

『それより早く寝ろ』

何だかすごく冷たく感じる……

と思いながらも寝ることにした。