「梨華、零れてる」
宗君はペットボトルを奪い、すぐさまタオルを取ってきて私の体を拭きはじめた。
「全然間に合わないな」
宗君の言う通りだった。
シャツはぐっしょりと濡れ、とてもタオルで吸いとれる状態でない。
「梨華、着替えられるか?」
「……え?」
宗君が何を言っているのかわかるのに、上手く反応できない。
その上ひどくぼんやりとしているため、目を閉じてしまう。
「困ったな……梨華、脱がせるぞ」
宗君が困っている。
しっかりしなきゃ……。
そう思った次の瞬間、彼は私のシャツのボタンを上から一つずつ外し始め脱がしてしまう。
中に着ていたシンプルな黒のキャミソールもすぐに脱がされた。
「寒い……宗君」
急に体が寒くなるのを感じ、暖を求め彼の体にピタッと体を付けた。
「宗君、暖かい」
「梨華……」
宗君が苦しそうな声を出す。
私が彼にくっつくのは彼にとって迷惑でしかないだろう。
けれど今の私は正常でない。
宗君はペットボトルを奪い、すぐさまタオルを取ってきて私の体を拭きはじめた。
「全然間に合わないな」
宗君の言う通りだった。
シャツはぐっしょりと濡れ、とてもタオルで吸いとれる状態でない。
「梨華、着替えられるか?」
「……え?」
宗君が何を言っているのかわかるのに、上手く反応できない。
その上ひどくぼんやりとしているため、目を閉じてしまう。
「困ったな……梨華、脱がせるぞ」
宗君が困っている。
しっかりしなきゃ……。
そう思った次の瞬間、彼は私のシャツのボタンを上から一つずつ外し始め脱がしてしまう。
中に着ていたシンプルな黒のキャミソールもすぐに脱がされた。
「寒い……宗君」
急に体が寒くなるのを感じ、暖を求め彼の体にピタッと体を付けた。
「宗君、暖かい」
「梨華……」
宗君が苦しそうな声を出す。
私が彼にくっつくのは彼にとって迷惑でしかないだろう。
けれど今の私は正常でない。