楓「ゴホッゴホッ、」



旭「文化祭までに良くなるとよいのですが。」



俺が倒れたのは誰にも言うなと紙に書く。




旭「承知しております。」



文化祭の挨拶って俺参加してないのに



実は琉雅は優雅の弟だ。



旭「金曜日は文化祭の準備らしいです。」



副会長の如月がやってくれているとは思うが行った方がいいよな。



楓「ケホッ、ゴホッ、」



入院するのは今日と明日だけだ。金曜日は学校に行く。と書く。



旭「それはいけません。体調が酷くなったらどうするのですか?学校内に私は入れません。」



大丈夫だ。今日と明日はゆっくり休む。と書いた。



旭「良くなってないと行かせないですし、お医者様の許可がでなければ無理ですからね。」



首を縦にふった。





仕事はメールの返信と企画の許可だけした。



昼に1回だけ発作が出ただけで済み、熱も微熱程度になった。



食欲は無いものの、顔色はそこまで悪くないはずだ。




旭「楓様。診察があります。」



医者「どうですか体調のほうは。」



楓「だいぶ良くなりました」


最近一言も発していなかったために、咳が出そうになるのを抑える。


医者「聴診させてくださいね。」