楓「ちょっと業者さんと話してくるから。」
琉雅「おう。」
応接室に行く。
既に到着されていたようだ。
楓「遅くなり、申し訳ございません。生徒会長の西領 楓と申します。」
「いえいえ。西領楓くんか。」
楓「? はい。」
「葬儀で見なかった?僕のこと」
川崎グループの子会社だったのか。
楓「川崎様ですね。」
川崎「そうそう。」
楓「それでは、本日はよろしくお願い致します。」
川崎「こちらこそお願いします。ではステージ組み立てたあとは音響チェックをするので、リハはその後になります。とりあえず組み立ては僕達は親分たちがやってくれると思うから何もしなくていいよ。」
楓「分かりました。」
川崎「音響チェックが終わったらMCで呼んでる小林に楓くんたちを呼ばせるからそれまでは他のことしといて大丈夫だから。」
楓「ありがとうございます。ではお願いします。」
川崎「楓くん、総二郎様も来られるの?」
楓「はい。」
川崎「おお。」
楓「叔父上は妹の麗薇と一緒に来られるようです。」
川崎「なるほどね!」
楓「はい。」
川崎「それじゃ、また後でよろしく頼みます。」
楓「はい。では。」
如月の元へ戻って組み立ては手伝わなくていいことを告げる。
如月「そうですか。ありがとうございました。」
楓「まだ時間かかりそうだけど、何かすることはあるか?」
如月「ビンゴの景品はいつ買うんですか?」
楓「それは執事に頼んでいるから大丈夫だ。」
如月「うわっ、出ましたよ。執事。それならすることはないので、会長はクラスの方に行かれてはどうですか?」
楓「そういえば俺のクラスは何かするのか?」
如月「確か大正浪漫物語とかいうカフェをするとか。軍服をイケメン男子が着て、袴を可愛い女子が来て料理を出すみたいです。」
楓「そうか。」
如月「会長はなにかするんですか?」
