久しぶりに学校に来たこともあり、机の周りをずらりと囲まれてしまった。



適当に相手をする。



先生「おはようございます。着席してください。」



みんなが着席すると今日の流れを説明された。


先生「以上が今日の注意事項だ。それじゃ、各自テントやクラスの用意をするように。 」



グラウンドに行くと、メガホン片手に指示をする如月が居た。



如月「会長、ちょっと向こうの体育館から生徒会用の机をとってきてくれませんか?」



楓「あぁ、分かった。」


如月「ありがとうございます。それと、もう少ししたら業者の方々が来られるので話をつけておいてください。」


楓「分かったケホッ、」



琉雅とともに机を取りに行く。




琉雅「楓!やっと学校来てくれたな!」



楓「うん。」



琉雅「明日一緒にまわるからな。忘れるなよ。」


楓「分かってるから。」



琉雅「如月お前がいないから結構頑張っていたんだぞ。感謝しとくんだな。」



楓「うん、」



校舎の作り的に体育館は坂を降りた場所にある。




下りはいいが、登りはきつい。



おまけに日差しも強いときた。




机をとって運ぶ。




元気な琉雅について行こうとするが昨日まで寝たきりだった俺にはきつく息が上がった。



琉雅「楓遅くない〜?仕事してくださいよっ!」



楓「ハァ、ハァ、お前が、速いだけだ。」


琉雅「そんなことないー!」


何とか机を運んだ。


楓「ケホッケホッ、ゲホッ、」


琉雅「楓、大丈夫?」



楓「うん、大丈夫。」