貴方といる世界線

通されたのは診察室と思われる個室だった。

彼もまた黒闇とは違う強い魔力を感じ取ったらしかった。

「いきなり呼び止めてすいませんでした。

最近黒闇が魔力を増し、私の家族も皆殺しされてしまいましてね。

末裔として残された私では抑えきれなくなってきているんです。あなたからは正義の魔力を感じました。同族かと思いまして」と彼は言った。

ん?正義の魔力…

末裔…

医者…?

間違いない!この人だ!私は確信した。

そして私は確信をもって聞いてみた。

「貴方はもしかしてリヴォール家の末裔さんですか?」と。

「はい、そうです。私がリヴォール最後の砦、末裔です」と答えが返ってきた。

長くかかったがやっと見つけられたことにちょっとだけホッとした。