イノセント*ハレーション

翌日。

カーテンを勢い良く開けると、ビカビカという表現が良く似合う太陽がお出まししていた。

あたしはいつも以上に念入りに日焼け止めを塗り、スッピンをバカにされないようにメイクをした。

祖母の卵焼きが急に食べたくなって早朝4時起きのあたしより元気な祖母に卵焼きだけは作ってもらい、弁当箱につめた。

朝のルーティンで、いつも通り"HOP"を見ながら朝食を取り、柔らか目の歯ブラシで歯を磨き、髪を整えた。

9月までは夏服だから、ブルーのリボンのセーラー服に腕を通し、お気に入りのグレーにターコイズブルーの花の刺繍が入ったアンクルソックスを履いた。

ローファーをかかとでトントンして「行ってきます」と居間で朝ドラを見る準備を始めた祖母に向かって言い、家を出た。

電車に乗り、人混みを掻き分けてつり革につかまり、揺られているうちに学校の最寄り駅に到着。

筋肉痛で全身が悲鳴を挙げている満身創痍の身体を酷使して坂道を上りきり、ようやく校門を潜った。

教室に行くと、いつも早めに来ている桜川さんに話しかけられそうだから、あたしは最初からうさぎ小屋へと向かい、せっせと掃除をして汗水流し、時間を潰した。