「ちょっと貸して」
「えっ...あ」
ぬいっと横から長い腕が現れてあたしはびくっとなり、そのまま硬直した。
運転席のあたしより、微妙な態勢で操縦している彼の方が真っ直ぐ進むとは、なんともカオスな展開になってしまった。
「雨谷は力入れすぎ。もっとリラックスして」
「こんな状況でリラックス出来るか、バカ...」
「あー、でも大会とか毎回こんなんだし。俺は慣れてる」
こんな状況に慣れてると言えるなんて、とんだ強者だ。
というより、羨ましくも憎たらしい。
「ここまで来たら残りはほとんど直線だから、雨谷、後は頼んだ」
「頼まれたくないわ」
なんて不機嫌丸出しで操縦しつつも、なんとかゴールに辿り着けた。
ちなみに、意外にも(なんて言っては失礼かもだけど)日葵は上手く操縦していたらしい。
酔う覚悟をしていたという鶴乃さんがまるで愛猫を愛でるように日葵の頭を撫でていたのだから、それもまた驚いた。
「将来はゴールド免許間違いなしだね!」
その言葉を向けられた先が彼だったのが合図みたいなもので、最後は2人1組で観覧車に乗ることになった。
「えっ...あ」
ぬいっと横から長い腕が現れてあたしはびくっとなり、そのまま硬直した。
運転席のあたしより、微妙な態勢で操縦している彼の方が真っ直ぐ進むとは、なんともカオスな展開になってしまった。
「雨谷は力入れすぎ。もっとリラックスして」
「こんな状況でリラックス出来るか、バカ...」
「あー、でも大会とか毎回こんなんだし。俺は慣れてる」
こんな状況に慣れてると言えるなんて、とんだ強者だ。
というより、羨ましくも憎たらしい。
「ここまで来たら残りはほとんど直線だから、雨谷、後は頼んだ」
「頼まれたくないわ」
なんて不機嫌丸出しで操縦しつつも、なんとかゴールに辿り着けた。
ちなみに、意外にも(なんて言っては失礼かもだけど)日葵は上手く操縦していたらしい。
酔う覚悟をしていたという鶴乃さんがまるで愛猫を愛でるように日葵の頭を撫でていたのだから、それもまた驚いた。
「将来はゴールド免許間違いなしだね!」
その言葉を向けられた先が彼だったのが合図みたいなもので、最後は2人1組で観覧車に乗ることになった。



