後夜祭が始まるのは、17時30分から。
17時まで一般のお客さんもいたから、急に人が減り、少しばかり終わっていく寂しささえ感じる。
耳に残る歓声や悲鳴がより感傷的な気分を増幅させる。
あたしは、文化祭の余韻に浸りつつも、家庭科室で片付けをしていた。
調理器具や材料が散乱していてどこから手をつけても大変なのは変わらないから、さっさと終わらせようと気合いを入れて腕まくりをした。
ーーガラガラ...。
フライパンを洗おうとしたところで扉が開く音がした。
他のクラスの子が入ってきたのだろうと見向きもせず、蛇口に手をかけたその時だった。
「凪ちゃん...」
ーージャーーッ!
水が勢い良く流れ出す。
記憶が止めどなく溢れ出す。
凪ちゃん。
あたしをそう呼ぶのは...
あの子しかいない。
あたしは意を決して振り返った。
17時まで一般のお客さんもいたから、急に人が減り、少しばかり終わっていく寂しささえ感じる。
耳に残る歓声や悲鳴がより感傷的な気分を増幅させる。
あたしは、文化祭の余韻に浸りつつも、家庭科室で片付けをしていた。
調理器具や材料が散乱していてどこから手をつけても大変なのは変わらないから、さっさと終わらせようと気合いを入れて腕まくりをした。
ーーガラガラ...。
フライパンを洗おうとしたところで扉が開く音がした。
他のクラスの子が入ってきたのだろうと見向きもせず、蛇口に手をかけたその時だった。
「凪ちゃん...」
ーージャーーッ!
水が勢い良く流れ出す。
記憶が止めどなく溢れ出す。
凪ちゃん。
あたしをそう呼ぶのは...
あの子しかいない。
あたしは意を決して振り返った。



