イノセント*ハレーション

しかし、休憩になったら顔を出すと言った彼は、2時間後あたし達の前に有言実行してやって来た。

あたしの作ったサンドイッチを夢中で頬張り、日葵達のダンスパフォーマンスにもノリノリで、彼は終始楽しそうだった。

きっと5組の中心にいるのは彼なのだろう。

彼が太陽のようにクラスメートを照らしているのだろう。

そう想像も出来るのに、あたしは彼の横顔から陰も感じ取った。

陰と陽が複雑に入り交じった複雑なオーラが彼の周りには漂っていた。

彼のことが気になり、また思考を始めてしまうと調理に支障が出ることは目に見えていたから、あたしはサイダーをガブガブ飲んで、思考をスッキリリセットした。

そのお陰で午後もミスなく、売上目標を達成して1日目を終えることが出来たのだった。