ここで放たれた、瞬の発言に耳を疑う。



「は!?お前、そこまで行って好きかわからねーの!?」



頑張って小さい声で話してたけど、驚きのあまり大きな声が出てしまう。



「なんかあの幼なじみと莉子の姿を見て、焦ったというか、」



ああ、本当に分かんないんだな。



すごく困ったような表情してる。



さっき幼馴染くんを前に不機嫌になったのだってきっと無意識。



「なんで焦んだよ?」



「なんでだろうな。」



「は?妬いてるからだろ。」



「やくって、何を焼くんだ。」










「はぁぁ、お前手に負えねえな。」




だめだこいつ。


これ全部真剣に言ってんだぜ。