観覧車の時と一緒…

もう──ドキドキが止まらなかった。


この子は拓斗じゃない
弟の裕也君なんだ…


そう思っても、やっぱりダメだった。


「みぃ先輩?
俺ね?」


「ちょっ……ちょっと
待って!!やっぱり後悔しそうだから…
聞きたくない!」


「もう遅せぇよ…
言わせろよ──」


まただ…本当に強引なんだから、
秋元兄弟──


「分かった…
ごめんね?」


何も悪いことなんかしてないのに
思わず謝ってしまった。


この子は…年下っぽくない
マジで拓斗にそっくり過ぎる…


表情とか…
しぐさまで──