「おじゃましまーす」
小声で挨拶をして
そろりと足音を立てずに秋元家の玄関を上がる。



「うちの両親共働きだから
誰もいないよ?」


「早く言ってよ!!
めちゃビクビクしてたんだから!」



「いやぁ~
誰もいないとか言うと
みぃがエロいこと考えるかな~って思ってさ!」


「何それ!?
考えないし!考えてるのは裕也でしょ!?」


「うん……俺はいつも考えてるよ?」


「うぐっ──」


反論しようとした時を狙っていたかの様に
裕也は私の口を塞ぐ。


やっぱり──裕也のキスは気持ちいい…


腰が……砕けそう。