〜桜〜


Purururururururururu Purururururururururu

トン

「はい、桜です。あ、愁《しゅう》ちゃんか。どうしたの?うん、暇だよ?……わかった。準備していくね。羅生《らい》ちゃんにもよろしく。じゃ。」

………はあ、めんどいな〜。行きたくない……。

あっ、さっきぶりだね♪ 元気にしてた?

(ええ、元気ですよ。by作者)

作者には聞いてない。さっさと、どっかいってよ。

(ええ〜、酷くないですか?作者ですよ、さ・く・しゃ。)

知ってるよ?そんなの。知ってていってるんだよ?

……さっさと、行け!(殺気5%)

(ひえ〜。行きますよ、行けばいいんでしょう。一つ言いますけど、この話書いてるの私ですからね。あまりいじめると出さないからね!)

ふん、勝手にしたら?でも、そんなことしたら、話、ぶっ壊すから。

(うわ〜ん、ひどいよ〜。)

パタパタパタパタ

……やっと行ったか。

さて、私も準備するか。

え〜と、何着んだっけ?

ああ、そうそう、制服脱いで〜、黒の長ズボンに、黒のパーカー。鬘《かつら》を外して〜、桜のイヤリングをつけて〜、カラーコンタクト外して〜、フードを深く被ったら………?



紅桜《べにざくら》の完成!



さあ、いざ参らん。必ずや紅桜が退治しようぞ。

……と、ふざけるのはここまでにして、

目を閉じ、一つ大きな深呼吸をして、目を開ければ…………、






私は紅桜になる。