高校生になるまで

私は中学1、2年は穏やかに、楽しく中学生活をたのしんできた。

友達と遊んだり、一緒にテスト勉強という名のお喋り会をしたりして楽しんでいた。

私の心はその頃は思春期で
親と関わるのが嫌になっていた時期でもあった。

そんな感じで穏やかで楽しい中学2年も終わり3年に進級した頃、私のママから赤ちゃんが出来たと聞かされた。

私は嬉しくなかった。

私にはすでに、弟が2人居て
三人兄弟でした。

弟も妹もどちらも要らなかった。
というよりも、3人目の弟を
面倒をよく見せられてる私からすると
4人目が生まれるなんて
苦痛でしかなかった。
今でいえば、ヤングケアラーと
いうでしょう。

3番目の弟は、私が10歳のときに産まれ
15歳のときには、弟は5歳で幼稚園児だった。

その弟の子守りも、ママから妊娠したと聞かされてからは、私からすればとても負担だった。

私は賢くないので、高校も絶対に受かるようなラインの工業高校で、さらにその当時は前期受験で受験が終われば後は、ただただ学校へ行くのみだった。

なので受験が終わってからは
幼稚園へ、弟を迎えに行ったり
悪阻で辛いからというママの為に
買い物行ったり、弟を連れて
どこか遊びに行ったりしていた。
夜はママとパパは、パチンコへ行き
晩ご飯は、適当に作ったりして
兄弟3人で食べていたりした。
負けて不機嫌な日は、食べた食材を
『勿体ない』と言われて怒られる日も
よくあった。

そんな日も過ぎていき
卒業式を迎え、ただ
その卒業式には、ママもパパも
出席してもらえなかった。
だけど、4月からは楽しい
JK(女子高生)やん!!
って思っていた。