廊下に出たら



丈「あぶなっ、」



なにかとぶつかった



竜「あーっ!りとくんだー!!あそぼ!!!」



竜也、くん


こんな姿みせられないや


何とか体を奮い立たせる




「竜也くん、僕、行かないと、いけなくて」


竜「えーっ」


どうしよう、



「一緒に病棟戻ろっか」


竜「うん!」




丈「...大丈夫なの?」



「はい」



子供に心配かけるわけにはいかない。


いつも通り振る舞わないと











手を繋いで何とか病室まで送り届けた



でもここ、小児科じゃん



笑顔で竜也くんを見送って見えないところまで歩くと、




崩れ落ちた



丈「っ、大丈夫!?主治医は!」



「ぅ、みッ」


丈「ごめんもう1回言って、」





伊「っ!?はっ?なんで吏兎!」


通りすがりの伊月先生が気づいた



伊「循環器内科の海瀬先生にかけてください。吏兎!聞こえるか!聴診するよ。智樹!ストレッチャー!ルートとって酸素全開で!!」


丈「もしもし、小児科で岬さんが倒れて!」


智「吏兎!」



まわりがバタバタと動き出す


また迷惑かけてる



このまま、発作に身を任せてしまえばいいのかな



伊「吏兎意識保って!」


もう、いいや