ナースステーションにいると



PHSがなった



「はい、小児科 国木です」






吏「おく、…じょ、ハアッ」





は、?



吏兎?





「吏兎?どうした?大丈夫か!?」





返事がない





混乱してると





伊「吏兎、!?おい駿、どこだ」






「屋上、」




伊「いくぞ」





伊月はどこかに電話をかけながら走る



俺はそれについて行く








吏兎に何かあったのか?




伊「海瀬!屋上にすぐこい」





海瀬?


なんで海瀬が?




全速力で駆け上がる




着いた先では



吏兎と隼斗が倒れていた




伊「隼斗!?」



隼人が居ることは予想してなかった



伊「ふたり、人手が足りないかも」



そう言って電話をかけ始める伊月




俺は、固まって何も出来ない



伊「おい!駿!お前が動かないと2人が死ぬぞ!」




はっ



俺は医者だ、




何かしないと




すぐに2人に駆け寄って気づいた




駿「伊月、吏兎、血、」



パニックになる頭


こんなに弱いのか、患者さんが吏兎だと冷静になれない





伊「もういい!お前は智樹呼べ!」




PHSを投げられとっさに受け止める




えっ



もう繋がってる




声が震える


しっかりしなきゃ



駿「智樹、吏兎と隼斗が屋上で倒れた。人手が足りないからすぐ来てくれ」



伊月は今吏兎を見ているから

隼斗のとこ行く


俺は医者、



駿「隼斗ー大丈夫?聞こえる?」



吸入器を口に近ずける



駿「まずいな、意識がない」




ストレッチャーが無いから姫抱きにして運ぶ



駿「呼吸器内科まで運ぶ」



ここから近いはず



伊「あぁ、任せた」









ダッシュで運ぶと看護師さんが気づいてくれ、

ストレッチャーに乗せてくれた




処置室に運ばれていく隼人




♪〜


PHSがなった



「はい」



担当の患者さんが急変したらしい



行かないと