ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました

『その時は中華にしましょう。シュウマイにエビマヨとか酢豚とか。外食する場合は、作り置きして帰りますから』

 舌の肥えているご両親相手に自慢できるような料理の腕はないけれど、作る時間がかかるものならご両親と一緒にいなくて済むという作戦だ。

 シュウマイを作りながらリビングを見ると、ご両親と慎一郎さんは話し込んでいる。

 横顔を見れば、さすがに親子だけあって似ている。

 お母様は優しそう。私を見る目がお父様とは違って、否定的というよりは、不安を覗かせていた。

 彼がご両親に愛されているとよくわかる。自慢の息子なのだから、心配で仕方がないのも当然だ。

 

 途中から慎一郎さんがキッチンにきた。

「手伝うよ」

「いえ、大丈夫ですよ。おふたりと一緒にいてあげてください」

「まあいいじゃないか。仲がいいところを見せつけないとな」

 軽くウインクなんかするから、クスッと笑い合う。

「それもそうですね」