それから少しついさっき終えたオペの話をして、八代は屋上を後にした。

 試しに頼んでみるか。夕月さんに。

 きっと目をパチパチさせて一瞬固まるんだろうな。

『私が代わりに試着するわけにもいきませんし』

 彼女のキョトンとした顔を思い出し、クスッと笑いが込み上げた。