ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました

 えっ、そうきます? しかもそんな横暴な。

 でもいかにも慎一郎さんらしくて、つい笑ってしまう。

「ようやく見つけたんだ。君以外に俺の妻になってほしい女性はいない。病院は継ぐが、他所の資金などに頼る気はない」

「でも」

「俺が心臓外科医として名を馳せれば、自ずと人が集まってくる。信用してほしいんだ俺を」

 慎一郎さんを、信用?

 もちろん私は疑ってはいないけれど。

「両親にとっては俺はまだまだ駆け出しのヒヨコなんだろう。信用しているようで、俺の力を信用しきれていないのさ」

 そう言われると、納得してしまいそうになる。

 でも。信用しきれないのは、私も同じだ。

 ピアス、浮気。医者としては信用できても、恋人としては、どこかであなたを疑っている。

 その考えを見越したように、彼は「君にも信用してほしい」と言う。

 私の目をじっと見て。

 

「あ、そうそう」

 慎一郎さんは、スマホを取り出し画像をみせた。