ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました

 そうか、優斗はいつのまにか慎一郎さんと連絡先の交換をしていたのね。

「ごめんなさい」

「無事休みが取れた。二泊できるから一緒に過ごそう」

「はい」

 慎一郎さんは荷物を持っていた。

「とりあえず君を捕まえてからホテルを探そうと思ってね」

 そんなに気にかけてくれたの。

「優斗くんの部屋で川の字で寝るわけにもいかないし」

 あははと笑い合い、瞼の奥が熱くなる。

 心配して、こんなところまで来てくれるなんて夢にも思わなかった。

 病院から遠く離れてしまって気がかりだろうに。

 ちゃんと向き合わないといけない

 逃げていないで、今こそ言わなくちゃ。

「じゃあ、最初にホテルを探しましょうか」

 落ち着いてゆっくりと話したいし。

「ああ。それで君はどこに行こうとしていたんだ?」

「大通公園を散歩しようと思って」

「それなら荷物を置いて公園に行ってみよう。それからどこかで昼食を取って」

 慎一郎さんはいつになくぴったりと体を寄せてくる。