ドSな天才外科医の最愛で身ごもって娶られました

 がらんとしていた私用の部屋には、この前はなかったシングルベッドが置いてある。この三日の間に購入しておいてくれたのだろう。

 ふたりとも寝る時間は不規則だ。一緒に寝てお互いの睡眠を邪魔しちゃいけない。

 それに、ご両親が来たあの夜は、雰囲気に飲まれてああなってしまったけれど、あれは特別だ。いくら本物の婚約者らしくとはいってもけじめは必要だもの。

 カレンダーを置いて、予定を眺めた。

 来週はバレンタインだ。これからしばらく忙しくなる。

 バレンタインプラン用のアメニティのチェックも手伝わなくちゃいけないし、バレンタインプランでお泊まりになる方やお食事のお客様でホテルは賑やかになる。

 ルームサービスやレストランのお手伝いもあるから、今のうちにしっかりと寝て体力を温存しておかないと。

 明日も早番で五時には起きたい。夜更かしせずに九時か十時には寝よう。