「…あ、クッキーじゃん! 俺、甘いモンすげー 好きなんだよ。 家に帰ったら 味わって食うわ。 …ありがとな」 そういって嬉しそうに笑ってくれた先生をみたら、なんだか目の奥が熱くなった。 ぽたり、と涙が頬におちる。 「か、春日…? ってお前、泣いっ…!? もしかして俺、 泣かせるようなこといった? ごめん、ごめんな?春日…」 そんなんじゃない そんなんじゃないんだ、せんせい