「おい、春日…
 起きろって」




鼓膜に優しい声が響いて、私は眠りから目覚めた。





「ん…あれ、私寝てた…?」




「完璧にな。俺、
 文化祭で爆睡してるやつ
 ふっ、はじめてみたわ」




「…っ!」




再度響いたその声に驚いて目の前をみると、そこには笑いを堪える先生が立っていた。