「明日、受験が終わったら 塾に急いできますんで、 廊下の… あの、ソファがある場所で 待っていてくれませんか?」 話したいことがあるんです…、と小さく付け加えた。 「ん、わかった。 明日、そこで待ってる」 先生の手が私の頭に ぽん とのせられた。