「出し物決めるって言ってんだろっ!!!
誰でもいいから案だせっ!!!」


………。

「意外と頑張ったね。」

笑いながらブラコンは俺を見ていた。

「やれば出来る子だから。」

「自分で言っちゃうんだ(笑)」

「まぁーな♪」


「はい!!」


「「……っ!!??」」


話してるといきなり声がした。

「えっと…」

名前がわからねぇー…。
わからない…。


「美奈ちゃん…」

ボソッと隣から声がした。

美奈ちゃん??
あぁぁ~!!こいつの友達だっけ??

名字はなんだ??
さすがに名前で呼ぶのはちょっとなぁ…(汗)


「名字は??」

「忘れたの??」

睨まれた…(汗)
でもそれは仕方ないよな??

「はい…。」

「本当にどこがいいんだか…」

「はぁ???」

「まぁ、人ぞれぞれか…刈谷美奈だからね。」


人それぞれ??
なんのことだ??

「あのっ!!
いつまで手をあげてればいいの??」

「あっ、どうぞ…。」

「無難に喫茶店がいいと思います♪」

「喫茶店か。
おい、黒板に書け。」

「人に頼むのに命令形ですか…。」


お前になんて命令形で十分だろ。