ブラコンは兄貴に向かって走って行きやがった。



そんでっ!!!
なんか抱きついてんだけどっ!!??


「祐、抱きつく相手は俺じゃなくないか??」

「ん~???そう???」


いやいや!!!!
そう???じゃねぇーだろっ!!??


「祐希ちゃんって本当に慎也が好きだねぇ♪」

「うん♪」


おいっ!!!姉ちゃん!!
彼氏に妹だけど女が抱きついてんのになんでそんなに冷静なんだよっ!!




「おいっ!!」

「「えっ???」」

「ん??何??どうかしたの??」


はっ???
そこでなんでどうかしたの??になるんだよっ!!!


「山下っ!!こいっ!!」

「なんで??」

「いいから!!!」


しぶしぶ兄貴から離れて俺の前に立った。


「姉ちゃん達はどっか行って。」

「「はぁ~い」」


2人もしぶしぶ去ってった。




やっと2人だけになれたしっ!!