唇が離れたあと、迷いのない瞳で至近距離から瞳の底を見つめられた。




──……なんて綺麗な瞳。



そう息を呑んだ次の瞬間。藍香の熱く濡れた身体の中を甘く鋭い刺激が走り抜けた。





「…ぁ……っ…」


自分でない、知らない誰かのような高く甘い叫び声。

それが今井の吐息と絡み合う。


快感の増大とともに否応なく激しさを増していく声。


──私、今井さんと、こんな……





肌と肌が溶け合う。身体がぶつかる音と甘い声が部屋に響く。




何度も藍香の中に送り込まれる今井の情熱に、抗うこともできずに翻弄されていく──