「見たいよ。……全部欲しいんだ。身体だけじゃない。心も」





息苦しいほど身体が火照る。見られていることで全身を焼かれそうなほど熱く感じる。


─これが、今井さん……?あの時、初対面の私の話を優しく聞いてくれた……?


藍香の知らない今井の一面。彼の燃えるような感情の前に戸惑いすら覚える。


「……今井さん、……私達、会ってまだ…日が浅いのに」
 
小さく声を絞り出す。







「……そうだね。でも俺にはとてもそうとは思えない」


「…どうして……」

言いかけた唇に指を当てられた。




「もう黙って」




 

「……………あ……っ」

あらわになった白い肌に唇をあてがわれた。口づけは少しづつ繰り返されながら、敏感な肌を刺激する。膨らみの先から伝わる鋭い刺激に甘えるような声が漏れてしまう。