少し残業した後、美桜との約束の場所に着いた。
「ごめんね、遅くなって」
雰囲気のいいブュッフェ形式のイタリアンレストラン。様々な料理やデザートが並んでいて、藍香の気分も自然と明るくなる。
既にテーブルに着いていた美桜の向かいに座る。
「お疲れ様!あ、席、私の隣でもいい?並ぶ感じで」
不思議そうな顔をした藍香。
「実はね、今日他の人も来るの。こないだの集まりで連絡先交換した人なんだけど、二人で会うのはまだどんな人かよく分からないから藍香も誘ったの。ごめんね、言うの遅くなって」
美桜が大きな目を細めて困ったように言う。食事に誘われたが二人で会う勇気がなかったらしい。
「あ、そうなの。うん、いいよ私は……」
「ありがとね」
今日は美桜と二人で話せるなら、色々と相談しようかと思っていた。けれど仕方がない。
こないだの人、と聞いて瞬間的に今井を思い浮かべたところに、あ、来たみたい。と美桜の囁き声がした。
二人連れ。見覚えがある、スーツでビジネスマン風の清潔感のある男性と、がっしりとした体型の、Tシャツにジーパンの緩い格好の男性。
雰囲気が全く似てなくてちぐはぐだ。
「ごめんね、遅くなって」
雰囲気のいいブュッフェ形式のイタリアンレストラン。様々な料理やデザートが並んでいて、藍香の気分も自然と明るくなる。
既にテーブルに着いていた美桜の向かいに座る。
「お疲れ様!あ、席、私の隣でもいい?並ぶ感じで」
不思議そうな顔をした藍香。
「実はね、今日他の人も来るの。こないだの集まりで連絡先交換した人なんだけど、二人で会うのはまだどんな人かよく分からないから藍香も誘ったの。ごめんね、言うの遅くなって」
美桜が大きな目を細めて困ったように言う。食事に誘われたが二人で会う勇気がなかったらしい。
「あ、そうなの。うん、いいよ私は……」
「ありがとね」
今日は美桜と二人で話せるなら、色々と相談しようかと思っていた。けれど仕方がない。
こないだの人、と聞いて瞬間的に今井を思い浮かべたところに、あ、来たみたい。と美桜の囁き声がした。
二人連れ。見覚えがある、スーツでビジネスマン風の清潔感のある男性と、がっしりとした体型の、Tシャツにジーパンの緩い格好の男性。
雰囲気が全く似てなくてちぐはぐだ。