「…ゆ、由奈先輩って……」

「そう。美人で有名なあの先輩」

由奈先輩………頭もよくスタイルも良く美人で有名な3年生の先輩。到底、私が勝てるような相手ではない。

「いつから…… ?」

「教えなーい」

遥斗の声は少し明るくなってなんだか楽しんでいるような声をしていた。なぜか無性にムカついてきて私はとっさに強がって反抗してしまう

「わ、私だって2組の蒼空くんが好きだもん! ! 」

なんて……気がつけば遥斗に嘘をついていた。